2020年7月15日、栃木県の日光にマリオットの最高級ブランドを冠する高級リゾートホテル「ザ・リッツ・カールトン日光(The Ritz-Carlton, Nikko)」がオープンしました。
この記事ではザ・リッツ・カールトン日光の魅力を最速でお伝えする宿泊記として、開業日宿泊レポートを動画とともにお届けするとともに、本ホテルの詳細など全ての情報を解説します。
ザ・リッツ・カールトン日光のブログ宿泊記&YouTube動画
私は2020年7月15日の開業日に、以下の通りザ・リッツ・カールトン日光の宿泊を入れて、開業日宿泊をしてきました。
一般の予約は7月16日から受け付けており、7月15日開業日の予約は公開されておりませんでしたが、ホテルからのお招きによって開業日に予約を入れていただきました。
私が運営するYouTubeチャンネル「ホテルYouTuber・マイラーズTV」では、ザ・リッツ・カールトン日光の開業日宿泊レポート動画を2本公開しています。
1本目の動画は「中禅寺湖ビュー・1キング」のルームツアーと朝食(日本料理レストランでの和朝食)の解説です。まずはこの動画をご覧ください。
続いて2本目の動画はザ・リッツ・カールトン日光の「施設とガーデン」の全景撮影と説明をする動画です。こちらも宿泊前にどのような施設があるのかご確認いただけますのでぜひご覧ください。
ザ・リッツ・カールトン日光の開業日宿泊記レビュー
私はザ・リッツ・カールトン日光に開業日の2020年7月15日に宿泊してきました。
このレポートでは予約内容や部屋、そして温泉などの施設の解説、ホテルのダイニング「レークハウス」でいただいたディナー、そして朝食からチェックアウトまでを完全レビューします。
予約
今回の予約はホテル公式サイト「マリオット ボンヴォイ」で行いました。開業日の予約は公開されていなかったため、実際の予約はホテル側にて入れていただきました。
ホテルへのアクセス
ザ・リッツ・カールトン日光には車で行きました。駐車場代は3,000円ということで、リッツカールトン・ブランドのホテルとしてはリーズナブルです。
ただし停められる台数が限られているため、事前に駐車場を予約しておきました。
東京から東北道で北に向かい、日光宇都宮道路の日光ICでおります。そこからいろは坂を通ってホテルに向かいました。
7月15日はまだオンシーズンではないため、いろは坂を通る車がほぼゼロの空いた状況できした。紅葉のシーズンは大混雑すると言われています。
ホテルに到着
いろは坂を抜けて中禅寺湖のたどり着くと、湖の左手にホテルの敷地があります。施設の入り口はちょっと分かりづらいのですが、このようなロゴが記載された石が目印になります。
スロープを降りていくとザ・リッツ・カールトン日光のエントランスが見えてきます。この写真の左側に写っている2台の黒い車は、ホテル専用の送迎車です。公共の交通機関でホテルに行く場合は、JRと東武の日光駅から車で30分ほど。駅からは東武バスでホテルの前に「ザ・リッツカールトン日光駅」というバス停があります。
ザ・リッツ・カールトン日光のエントランスはとても重厚感のある石貼りになっています。到着時にはスタッフさんにお願いしてエントランス前にあった鐘を叩いていただきました。
エントランスでは感染防止のために、手指の消毒と体温の測定が行われました。そしてエントランスを抜けると、アライバルロビーに到着します。
チェックイン
アライバルロビーでは、スタッフさんと一緒に風呂敷で温泉大浴場に行くときに使う手提げバッグを作りました。この風呂敷と木のセットはホテル内で購入することができます。素敵なサービスですね。
チェックイン時に事前に購入していたバウチャーが手渡されました。これは15%オフで購入できるギフト券です。今回は開業日ということで、特別に現地渡しにしていただきましたが、通常は事前の支払い(カードか振込)で郵送されますので、余裕を持って購入することをお勧めします。私は今回、3万円分を15%割引の25,500円で購入しました。
バウチャーの購入申し込みをするとカード決済用のリンクが送られてきます。事前支払い時にSPGアメックスを使って決済をすれば、通常のカード利用ポイントに加えて、この通りホテルボーナスポイント(100円につき3ポイント)も加算されます。
ホテルには午後2時に到着したため、お部屋ができていなかったことから、このザ・ロビーラウンジで待つことになりました。
このザ・ロビーラウンジではドリンクや軽食、そしてアフタヌーンティーなどを頂くことができます。
天井が高く、ふんだんにウッドが使われており、高級感のある和モダンなインテリアでとても落ち着く場所でした。
ザ・ロビーラウンジに隣接して、読書をしながらくつろげる「ザ・ライブラリー」と、ウイスキーバーをコンセプトとした「ザ・バー」があります。この一連の施設は宿泊客ならいつでも利用することができます。ソファーが至る所にあり、ゆったりと過ごすことができます。
ザ・リッツ・カールトン日光の施設を巡る
ザ・ロビーラウンジから中庭に出る手前にはテラスがあり、こちらにもソファーがあるので、日光の澄んだ空気を楽しみながら過ごすことができます。丸いテーブルの上にはオペラグラスが置いてありました。この中庭は芝生がきれいに養生されており、木々も手入れが行き届いていています。広々としていてとても気持ちがいいです。
中庭に出てザ・ロビーラウンジがあるメイン棟を見てみました。メイン棟の3〜5階が中禅寺湖ビューの宿泊部屋になっています。5階にはザ・リッツ・カールトンスイートがあります。
中庭からメイン棟に向かい、右側にレイク棟があります。レイク棟は全室中禅寺湖ビューです。
レイク棟1階は和食レストラン「日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光」があります。
マウンテン棟は、中庭からメイン棟に向かって左側にあります。この棟は男体山ビュー(マウンテンビュー)のお部屋があります。
マウンテン棟の前にはお庭があり、その先には大谷川(だいやがわ)が流れています。大谷川は中禅寺湖から流れ出て、華厳の滝に落ちる川です。下の写真のすぐ右のほうに華厳の滝があるとのことです。
このマウンテン棟前のお庭は朝のお散歩には最適です。川の流れる音や草木のざわめきを聴きながら、森林浴をすることができます。
お部屋「中禅寺湖ビュー・1キング」へ
チェックインの手続きが終わり、スタッフさんに今回宿泊するお部屋にご案内いただきました。お部屋のタイプは「中禅寺湖ビュー・1キング」です。部屋のサイズは57m2、ゆったりとした広さです。部屋はメイン棟の4階中央あたりです。
チェックインした時は曇り時々雨で、この写真の通り中禅寺湖も男体山もほとんど見ることができませんでした。
翌朝は幸運なことに晴れました。こちらが晴れた時の景観になります。ザ・リッツ・カールトン日光の中庭越しに、正面には中禅寺湖、右側には男体山が見えます。
中禅寺湖ビューの構成は、ベッドルーム、リビンクコーナー、エントランス、ウォークイン・クローゼット、洗面台(2台)、バスルーム、トイレとなっています。
部屋のインテリアは和に大きく寄せた和モダンで、ウッドがふんだんに使われています。新しいためか、木の香りがとても心地いいお部屋でした。
キングベッドはフローリングの床の上に設置されています。ベッドの硬さは割としっかり目で、硬すぎず柔らかすぎずのちょうどいい具合でした。
リビングコーナーとベッドルームには透明なガラスの引き戸があり、仕切ることができます。
リビングコーナーになるミニバーのキャビネットです。とても和調で上には松の盆栽とお茶のセットが置いてあります。
キャビネットの中にはお菓子やネスプレッソ、アルミボトルのミネラルウォーターなどが収納されていました。
キャビネットの下は冷蔵庫やスナック、アルコール類が収納されています。
テーブルの上にはウェルカムフードが置いてありました。おかき、チョコレート、そしてイチゴです。このイチゴはとちおとめでしょうか。とても甘くて美味しかったです。
ザ・リッツ・カールトン日光のルームキーは木製です。こだわりを感じますね。この日は開業日ということで、支配人やマネージャさんなどにご挨拶とお名刺をいただきました。
お部屋には、温泉大浴場に行くときに着ていくことができる浴衣と下駄が置いてありました。
水周りも和モダンたっぷりのインテリアになっています。洗面台が2台あるので2人で泊まった場合はそれぞれで便利に使うことができます。
アメニティも充実しています。ウッド製のヘアブラシとクシ、歯ブラシ、マウスウォッシュ、爪磨き、シェービングセット、コットン類など。すべてリッツカールトンのロゴ入りで、ソープやシャンプー類のブランドはアスプレイ(Aspray)です。
バスルームはスクエア型の大きなバスタブとシャワー、上にはレインシャワーのヘッドも装備されています。香り高いバスソルトもたっぷりと置いてありました。中禅寺湖を眺めながらの入浴はとても気持ちいいです。
バスタブとリビングコーナーの仕切りは引き戸になっており、解放することができます。
ターンダウンサービス時にランタンの点灯をお願いすると、この写真のように火を点けていただけます。中庭はライトアップされ、とてもいい雰囲気を楽しむことができました。
ザ・リッツ・カールトン日光のディナーをレビュー
今回のザ・リッツ・カールトン日光の滞在では、ダイニング「レークハウス(Lakehouse)」でディナーをいただきました。ディナーはコースで17:30に予約をしました。ザ・リッツ・カールトン日光でディナーを楽しみたい場合は、早めにレストランを予約することをお勧めします。
レークハウスに入ると、スタッフさん達が総出で笑顔いっぱいで迎えてくださいました。私はこのお迎えをとても嬉しく感動したのですが、少し驚いている私を察したスタッフさんが「当レストランで一番最初のお客様です」と教えてくれました。
レセプション・フロントの後ろには釣り用の浮きで描かれたアートが飾られております。このアートは何を描いたものか分かりますか?ネタバレになるので内緒にしておきます。訪問した際にスタッフさんにお聞き下さい。
レークハウスは1階と2階で構成されています。1階は室内19席+テラス席22席、2階は室内22席+テラス席14席です。
レークハウス1階には薪の暖炉があり、パチパチと薪が奏でる音が心地よく聞こえます。
レークハウス1階にはカフェコーナーがあります。こちらでは特注の大きなエスプレッソマシンがあり、こだわりを感じます。
今回のディナーでは、2階室内窓側の席にご案内いただきました。中禅寺湖が眺められるお席でした。
オーダーしたコース料理は「ディナー LAKEHOUSE 4品コース」、税サービス込みで12,430円です。
ザ・リッツ・カールトン日光では、マリオット ボンヴォイのプラチナメンバー以上であれば、レストランの飲食料金が20%割引になります。
ディナーをたっぷり楽しむために、赤ワインのフルボトルを1本オーダーしました。オーダーしたのはイタリアのキャンティです。
最初に出てきたのはパンです。暖かいパンが布の袋に入って提供されました。新鮮なオリーブオイルでいただくことができます。
前菜は地元で採れたお野菜、苺、そしてイタリア産ブラティーナチーズです。フレッシュなチーズのコクと、甘みの強いと苺のコンビネーションが絶妙な味を演出してくれています。
1品目のメインディッシュはスズキとホタテのグリル、ブルーロブスターのビスクソースです。あっさりとしたお魚の白身と、ロブスターの濃厚なソースの味がばっちりと合います。
2品目のメインディッシュは足利マール牛のグリルとグリーンハーブソースです。この牛は栃木県足利市にある長谷川農場で育ったブランド牛。牛の焼き目の香りが高く、焼き具合が絶妙で赤ワインと一緒に美味しくいただきました。
最後のデザートは苺のミルフィーユです。パイ生地の香ばしさと冷たいアイス、そして苺「なつおとめ」の甘さが口の中に広がっていきます。甘いものはあまり口にしない私でも楽しめた大人のスイーツでした。
レークハウスでいただいたコースのディナーは栃木で育ったお野菜やお肉、苺などがふんだんに使われておりました。開業日でありながら完成度はとても高く、本当に美味しくて、落ち着いたレストランの雰囲気の中で中禅寺湖を眺めながら最高の時間を愉しむことができました。
次にザ・リッツ・カールトン日光に泊まった際も、ぜひレークハウスでまたコースのお料理をいただきたいと思っています。
食後はウイスキーバー「ザ・バー」へ
ディナーをいただいた後は、メイン棟1階にあるウイスキーバー「ザ・バー」に向かいました。食後の1杯をいただくためです。
ザ・バーのカウンター背面にはウイスキー各種が一面に飾られております。
私は今回、マスターがお勧めするシグネチャーカクテル「雨と苔(Rain and Moss)」をいただきました。梅雨の時期にぴったりのカクテルです。
ザ・バーのカウンターでお酒を愉しむ宿泊客は私一人でした。
ザ・バーに隣接するザ・ライブラリーにも人はいません。アルコールで灯る暖炉だけがゆらりと動いており、ザ・リッツ・カールトン日光の静かな夜の時間は、ゆったりと過ぎていきます。
宿泊日の特別なギフトに感動
ザ・バーでカクテルを1杯いただいた後は、お部屋に戻りました。こちらの写真が中禅寺湖ビューの夜のお部屋の雰囲気です。
お部屋のリビングコーナーのテーブルを見ると、開業日記念のギフトということで、ザ・リッツ・カールトン日光ロゴ入りの地酒と、「Opening Memory」と書かれた小箱が置かれておりました。
小箱を開けてみると「THE RITZ-CARLTON NIKKO」とプリントされた大きな布が丸めて入ってありました。
この布は何と、ザ・リッツ・カールトン日光の開業セレモニーに使ったテープカットのテープの1部だったのです。このような貴重な一品をいただいてよろしいのでしょうか…。ホテルのスタッフさんのお心遣い、お気持ちに深く感動しました。
ザ・リッツ・カールトン日光の温泉大浴場をレビュー
ザ・リッツ・カールトン日光には温泉大浴場があります。温泉があるリッツ・カールトン・ブランドのホテルは、ここが世界初となります。
温泉大浴場があるスパ棟はレイク棟の1階に隣接した場所にあります。このスパ棟には以下3つの施設があります。
- 温泉大浴場
- フィットネス・スタジオ
- ザ・リッツ・カールトン・スパ
せっかくなので私はお部屋にある浴衣を羽織り、下駄を履いて温泉大浴場に行ってみました。これは、リッツカールトンに泊まりながら高級温泉旅館に泊まっているような…、とても不思議な気分になりました。
スパ棟の通路を通り抜けると、そこに温泉大浴場があります。
温泉大浴場には以下の施設がありました。
- 脱衣場・ドレッシングコーナー
- 洗い場
- 室内風呂(少しぬるめ)
- 露天風呂(少し熱め)
- サウナ
- 水風呂
温泉大浴場の施設は、全体的にリッツカールトンの名にふさわしい高級感に溢れたインテリアでした。
お湯は単純硫黄泉で、色は薄っすらと白く濁った翡翠色です。このお湯から立ち込める硫黄の香りと湯けむりが高級感のある温浴施設全体に漂っており、とても癒される空間でした。
温泉から上がったあとは大浴場の外にある休憩所で休みました。お風呂から上がったあとも身体中がポカポカして、温泉浴をしっかりと体感できる泉質でした。
お風呂上がりにフィットネス・スタジオを見学してみました。このフィットネスにはテクノジム社製の高級フィットネスマシンがずらりと並んでいました。フィットネスには大きな窓があり、日光の冷涼な景色を眺めながら運動をすることができます。
ザ・リッツ・カールトン日光の朝食をレビュー
朝食は和食レストラン「日本料理 by ザ・リッツカールトン日光」でいただきました。和の趣がたっぷりのスロープを降りていくと、レストランのレセプション・フロントがあります。
レセプション・フロントに入ってすぐに目を惹くのは、この大きな水墨画です。
この水墨画の作者、浅見貴子様より解説のお言葉をいただきました。
『日光に通い、男体山を背景にしたホテル前庭の一番大きなダケモミの木を写生して描いた《樅ノ木》という作品です。はじめに目に入る右側の画面は華やかで動的な感じ、お食事の後に見える左側では、益子焼の濱田友緒氏の作品と共に、霧の立ち込める清浄な奥日光の空気が静かに広がる様子を描きました。』(浅見貴子様)
レストランでは長いソファのある中央のテーブル席にご案内いただきました。
オーダーしたメニューは「ザ・リッツ・カールトンブレックファスト(和朝食)」です。
朝食の価格は、税サービス別で6,000円。マリオット ボンヴォイのゴールドエリート以上であれば、30%割引でいただくことができます。SPGアメックスカードに入会しておけば、割引が適用されますのでお得です。
和朝食のメニュー内容は以下の通りです。
- ブッフェテーブルよりシリアル、ミューズリー、ヨーグルト、デザート、ミルク
- 栃木県産野菜のグリーンサラダ
- パン3種・栃木県産オリジナルストロベリージャム
- 和食御膳(焼き魚、御造り、小鉢、黒毛和牛の焼き物、ご飯、赤出汁、香の物、フルーツ)
- 日光御養卵の出汁巻卵
- 選べる品(温泉卵、かつお削り節、黒千石納豆)
- 選べるジュース(オレンジ、りんご、トマト、宮柚子スパークリング)
- 選べるお茶(コーヒー、紅茶、ほうじ茶)
私は最初にジュースの中から「宮柚子スパークリング」を選びました。
このスパークリングは甘さ控えめで爽やかな酸っぱさの味で大人向けのジュースでした。弾ける酸味が喉を通じて身体に染み込んでいきます。
こちらがブッフェテーブルです。向こう側には窓際の席とテラス席が見えています。このブッフェに栃木産の牛乳があったので頂いてみました。新鮮で濃厚な味が楽しめる牛乳でした。
温かい3つのパンには2種類のジャムとバターが添えられていました。サラダのお野菜もみずみずしく、口に運ぶたびに新鮮さが感じられました。
こちらが和朝食の御膳です。選べる品は、温泉卵、削り節、納豆の全てをお願いしました。このザ・リッツ・カールトン日光のロゴが入った箱には、梅干しとお新香が入っています。
メインは和牛と鮭の焼き物です。一品一品が丁寧に作り込まれており、とても美味しくてご飯も進みました。
全体的には量が多く、先にパンやブッフェの品を食べ過ぎてしまうと、御膳が食べきれなくなってしまいます。なので量を調整しながら食べていくといいと思いました。私はパンをほとんど残してしまいました。
食後はスタッフさんにお願いして、レストラン内をご案内いただきました。
このレストランには、テーブル席の他に、寿司カウンター席と、鉄板焼きカウンター席があります。
鉄板焼きは夜のみ営業とのことです。鉄板は2枚あり、1枚につき席が6つあります。6席づつで引き戸を閉めて個室的に利用も可能とのことでした。
テラス席も、天気がよくて暖かい日であれば気持ちよくお食事がいただけそうです。
チェックアウト
私はチェックアウトの前に、お部屋のお風呂を楽しみました。中禅寺湖ビューのバスルームはレイクビューになっています。このお風呂に添えられていたバスソフトをたっぷりと入れて入浴しました。このバスソルトは檜の香りだと思いますが、蓋を開けた瞬間、ふわっと香りが漂うほど香り高いものでした。
ザ・リッツ・カールトン日光のマリオット ボンヴォイ特典は以下の通りになります。
- レストラン:プラチナエリート以上で20%割引
- 朝食:ゴールドエリート以上で30%割引
- スパトリートメント:ゴールドエリート以上で15%割引
今回の開業日宿泊では、「レークハウス」でのディナーと、「日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光」での和朝食を頂いたので、マリオット ボンヴォイのチタンエリートとして上記の割引を適用していただきました。
そしてこれらの清算は、事前購入した15%割引のバウチャーで行いました。マリオット ボンヴォイ特典とバウチャーでダブルの割引が効くので、かなりお得感があります。なおバウチャーやこれらの特典は2020年7月15日現在のものになりますのでご注意ください。
最後にスタッフさんからホテルからのお土産としてザ・リッツ・カールトン日光のロゴが入った御守りをいただきました。これはホテルファンとしてはとても嬉しいですね…御守りとして大切に身に付けておきます。
帰る前にザ・リッツ・カールトン日光の施設の前の道を撮影しました。右の山が男体山、正面に見えるのが中禅寺湖です。
ザ・リッツ・カールトン日光・宿泊記レビューまとめ
ザ・リッツ・カールトン日光は、リッツカールトンという洋の側面と、日光の中禅寺湖畔という和の側面を併せ持ち、外資高級ブランドでありながら、浴衣を着て大浴場で天然の温泉が楽しめるという、とてもユニークな高級温泉リゾートホテルでした。
特に全体的に和に寄せたデザインになっているので、日本国内からの宿泊客であれば老若男女を問わず親しみが持てるホテルになっていると思います。
そして何より特筆すべきは、スタッフさん皆さんの「おもてなしの心」です。開業日ということで、正直なところまだこなれていない点もいくつかあったものの、全てのスタッフさんから、宿泊客を精一杯もてなそうというお気持ちがたっぷり伝わってきました。
お食事も総じて完成度が高く、個人的にはとても満足のいくお味でした。
心身ともにたっぷり癒されたいときには、このザ・リッツ・カールトン日光でのステイを心からお勧めします。ぜひ大切な人と一緒に泊まってみてください。
では続いてザ・リッツ・カールトン日光のホテル解説をご覧ください。
ザ・リッツ・カールトン日光とは
ザ・リッツ・カールトン日光は、2020年7月15日に日光の中禅寺湖畔に新規開業したラグジュアリー・リゾートホテルです。
「ザ・リッツ・カールトン」はマリオット ・インターナショナルが展開する最上級ホテルブランドで、日本国内では以下の4軒に次ぐ5軒目のザ・リッツ・カールトンを冠するホテルとなります。
この4軒のうち、最も直近に開業されたホテルが2014年開業のザ・リッツ・カールトン京都です。ザ・リッツ・カールトン日光は、日本国内で6年ぶりに新たに開業されるザ・リッツ・カールトン ホテルになります。
ザ・リッツ・カールトン日光のコンセプト
ザ・リッツ・カールトン日光のデザインコンセプトは「奥日光の自然と調和する邸宅」です。
ホテルが所在する奥日光の中禅寺湖畔は、明治時代から避暑地として西洋人に利用されてきた独自の文化があります。日本の四季の美しさと、西洋と日本の建築デザインとの調和が、デザインコンセプトに反映されています。
ザ・リッツ・カールトン日光は、明治27年創業で日本有数の歴史あるホテル、日光レークサイドホテルの跡地に開業されます。もともと日光は歴史的に国際的な観光地として、日本人よりもむしろ外国人観光客から日本の文化や自然が体験できる土地として注目されていました。
ザ・リッツ・カールトン日光は、日光の国際的な観光地としての再生に向けたフラグシップ的なホテルになると見られています。
ザ・リッツ・カールトン日光の施設
ザ・リッツ・カールトン日光は、メイン棟、レイク棟、マウンテン棟の3棟で構成されています。
メイン棟には宿泊者を迎えるアライバル・ロビーとザ・ロビーラウンジ、そしてゆったりと読書が楽しめるザ・ライブラリーと、お酒が楽しめるザ・バーがあります。これらのデザインは、オーストラリアのデザイン会社「LAYAN Architects + Designers」によるものです。
ザ・リッツ・カールトン日光の客室は全94室で、3つの棟それぞれに配置されています。
- 男体山ビュー(キング・ダブル)マウンテン棟・57m2
- 中禅寺湖ビュー(キング・ダブル)メイン棟/レイク棟・57m2
- 中禅寺湖ビュー スイート:9室・115m2
- ザ・リッツ・カールトン スイート:1室・277m2
ザ・リッツ・カールトン日光の客室は、男体山ビュー、中禅寺湖ビューで57m2の広さがあり、景観はマウンテンビューかレイクビューになります。部屋タイプによって景観が確約されます。
そしてスイートルームは全10室で全てレイクビュー。最も広いお部屋はザ・リッツ・カールトン スイートで277m2もの広さになります。
ザ・リッツ・カールトン日光の温泉大浴場
ザ・リッツ・カールトン日光の大きな魅力のひとつとして、全世界のザ・リッツ・カールトンの中で初の温泉大浴場があるということです。
この大浴場の温泉は、1,200年の歴史がある日光湯本温泉の源泉から引かれています。泉質は硫化水素型の単純硫黄泉。乳白色のにごり湯で、硫黄特有の香りがあります。温泉には天然保湿成分が多く含まれており、肌の新陳代謝が促進され、美肌効果が期待できるそうです。
この大浴場には内風呂と露天風呂があり、奥日光の自然をコンセプトにデザインされた庭園を楽しみながら温泉に浸かることができます。
またサウナやスパラウンジもあり、心身の奥まで暖かく癒すことができます。
ザ・リッツ・カールトン日光のダイニング
ザ・リッツ・カールトン日光では2つのダイニングを中心に、4箇所で飲食を楽しむことができます。
- レークハウス:洋食中心のダイニング
- 日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光:和食の会席料理
- ザ・ロビーラウンジ:アフタヌーンティや軽食など
- ザ・バー:ウィスキーバーをコンセプトにお酒が楽しめる
ザ・リッツ・カールトン日光に宿泊する場合は、早めにレストランの予約を入れておくことをお勧めします。
またマリオット ボンヴォイの会員であれば、飲食割引、スパ割引、そしてお子さま向け特典(例えばプラチナメンバー以上であれば無料の朝食など)が提供されます。
ザ・リッツ・カールトン日光の予約方法・価格
ザ・リッツ・カールトン日光は、マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)から予約することができます。
ザ・リッツ・カールトン日光の価格帯ですが、男体山ビューで6〜7万円台が中心になります。高い日は10万円を超えてきます。
マリオット ボンヴォイ会員としてお得に宿泊
ザ・リッツ・カールトン日光は、世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナル運営のホテル会員プログラム「マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」に参加しております。
そのため、マリオット ボンヴォイの会員としてザ・リッツ・カールトン日光に宿泊することにより、会員ステータスに応じて様々な特典を獲得したり、貯めたポイントで無料宿泊をすることができます。
ザ・リッツ・カールトン日光の概要(電話番号・住所など)
- ホテル名:ザ・リッツ・カールトン日光(The Ritz-Carlton Nikko)
- ホテル公式サイト:ザ・リッツ・カールトン日光
- 開業日:2020年7月15日
- 所在地:栃木県日光市中宮祠2482番地
- 電話番号:0288-25-6666
- アクセス:JR日光駅・東武日光駅からバスで約40分(東武バス/ザ・リッツカールトン日光駅で下車)、タクシーで約30分
- 階数:地上15階、地下2階
- 客室数:296室
- 付帯施設:ダイニング(レークハウス、日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光、ザ・バー、ザ・ロビーラウンジ)、温泉大浴場、フィットネススタジオ、スパトリートメント、駐車場
- 会員プログラム:マリオット ボンヴォイ
- ホテル運営:レーキサイドホテルシズテムズ(東武鉄道100%出資)