名古屋の栄エリアに「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」が誕生しました。名古屋のマリオットボンヴォイ参加で3軒目となるホテル、コートヤード・バイ・マリオット名古屋を徹底解説します。
本記事の最後には、実際に開業日から2泊3日で宿泊してきた正直な感想(長所・短所)も記載しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の宿泊記動画レビュー
当サイトでは、コートヤード・バイ・マリオット名古屋の開業日に宿泊を行い、YouTube動画で最速の宿泊記レビューを行いました。
この動画では開業日に泊まった2種類のお部屋「コートヤードスイート」と「プレミアルームキング」のルームツアーと、ゴールドエリート以上の特典解説、施設の紹介、朝食・ランチ・ディナーの食事レポートまでご報告しております。
ぜひご覧ください。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋とは
コートヤード・バイ・マリオット名古屋は、名古屋最大の繁華街やビジネス街がある栄エリアに2022年3月にオープンしたマリオットボンヴォイ参加ホテルです。
マリオットという外資系ブランドでありながら、「日本の伝統美と堀川をインスパイア」した落ち着いたスタイルでデザインされた、高級感のあるホテルです。名古屋でのビジネスと観光のニーズにマッチした、心地よい宿泊サービスを提供するホテルです。
マリオット系列ホテルブランド「コートヤード・バイ・マリオット」
コートヤード・バイ・マリオット名古屋は、マリオット・インターナショナルが展開するホテルブランド「コートヤード・バイ・マリオット」を冠する6軒目のホテルです。
- コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション
- コートヤード・バイ・マリオット銀座東武ホテル
- コートヤードバイ・マリオット新大阪ステーション
- コートヤード・バイ・マリオット白馬
- コートヤード・バイ・マリオット大阪本町
- コートヤード・バイ・マリオット名古屋
マリオット・インターナショナルでは30のホテルブランドを展開していますが、「コートヤード・バイ・マリオット」はマリオットの中で最もホテル軒数が多いブランドで、全世界で現在約1,200軒のホテルが稼働しています。
「コートヤード・バイ・マリオット」は、ビジネスや観光を目的とした宿泊客に、心地良さと上品さを兼ね備えた魅力的な空間を提供するというブランドコンセプトになっています。ビジネスユースもターゲットにしているのが特徴です。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の所在地・アクセス
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の所在地は「愛知県名古屋市中区栄1-17-6」となっております。ここはかつて読売新聞中部支社でした。この中部支社の跡地を再開発して新しいホテルとして建てられました。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋のアクセスですが、最寄駅は地下鉄東山線「伏見」駅で徒歩約8分となっております。名古屋駅から東山線で1駅、乗車時間は約3分ですのでアクセスはとてもいいですね。なお、名古屋駅からは徒歩で18分とのことです。ぎりぎり徒歩圏内でしょうか。
さて中区栄といえば名古屋を代表する商業エリアであり、繁華街やビジネス街などが集中しておりますので、観光やショッピングにはとても便利なホテルになりそうです。外資系高級ホテルでは「ヒルトン名古屋」も中区栄一丁目に所在しています。この地区はビジネスホテルもひしめきあう地域ですね。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋のエリート特典「ウェルカムギフト」
コートヤード・バイ・マリオット名古屋はマリオットボンヴォイのエリートステータスを獲得して宿泊することで、エリート専用のウェルカムギフトが提供されます。エリートステータスに応じて以下から1つを選ぶことができます。
ゴールドエリート
- 250ポイント
- ローカルアメニティ
プラチナエリート
- 500ポイント
- The Loungeでの1ドリンク+アペタイザー
- レストランでの1000円クレジット(1泊毎)
- CRUSTでの朝食(1泊毎)
チタンエリート
- 500ポイント
- The Loungeでの1ドリンク+アペタイザー
- The Loungeでのケーキセット
- レストランでの1000円クレジット(1泊毎)
- CRUSTでの朝食(1泊毎)
アンバサダーエリート
- 500ポイント
- The Loungeでの1ドリンク+アペタイザー
- レストランでの1000円クレジット(1泊毎)
- CRUSTでの朝食(1泊毎)
- CRUSTでのランチ
コートヤード・バイ・マリオット名古屋のレストラン・施設
コートヤード・バイ・マリオット名古屋は地上12階・地下1階の構造になっており、施設は以下の通りになっています。
- 客室数:360室(内、スイートルーム10室)
- セミオープンキッチンレストラン「CRUST」
- ロビーバー「THE LOUNGE」
- フィットネスセンター
- ミーティングルーム(4つの会議室)
- 宴会場(セントラルボールルーム、クリスタルルーム、オアシスルーム)
- 立体駐車場
セミオープンキッチンレストラン「CRUST」
CRUSTはライブキッチンやブッフェスタイルでのお食事が楽しめるレストランです。マリオットらしいスタイリッシュモダンかつ名古屋テイストが織り混ざったような雰囲気で美味しいお食事をいただくことができます。CRUSTの座席は100席あり、個室としても使えるプライベートスペースは2つあります。
CRUSTでは朝食、ランチ、ディナーが提供されています。
ロビーバー「THE LOUNGE」
ロビーラウンジ「THE LOUNGE」ではアフタヌーンティーや自家製ペストリー、地元のビールなどを楽しめます。広々とした空間に、さまざまなアート作品が飾られており、さながらオシャレな美術館のような雰囲気になっています。
フィットネスセンター
2階にあるフィットネスセンターには、テクノジム社製の高級フィットネス機器がずらりと並んでいます。トレッドミル、フィットネスバイク、クロストレーナー、ロウイング、そしてレッグプレスやウェルネスボールなど一通りの設備が揃っております。ロッカーやタオルも完備しているので快適に利用することができます。
宴会場「セントラルボールルーム、クリスタルルーム、オアシスルーム」
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の2階には3つのイベントルームがあります。総イベントスペースは800m2で、収容人数はセントラルボールルームで最大500人となっており、かなり大きなイベントを行うことも可能になっています。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の駐車場
コートヤード・バイ・マリオット名古屋には立体駐車場があります。この駐車場を利用するには「駐車場付きパッケージ」を予約する必要があります。他のプランでの予約では駐車場は使うことができません。立体駐車場のため、利用可能な自動車のサイズ制限もあります。
またこのホテルには宿泊者が利用できる駐輪場も完備しています。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の客室
コートヤード・バイ・マリオット名古屋は5タイプの客室があります。客室の広さと客室数は以下の通りです。
- デラックスキング(25〜27m2)170室
- デラックスツイン(28m2)56室
- プレミアルームキング(28m2)40室
- プレミアルームツイン(28m2)84室
- コートヤードスイート(56m2)10室
デラックスキングにはバスタブがありませんが、それ以外の客室はバスタブ付きバスルームが装備されています。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の客室は、ナチュラル系の落ち着いた色を基調としたインテリアになっています。特にボタニカル(植物の)モチーフと堀川の水面をイメージした壁紙やアートが飾られており、落ち着いた癒しの雰囲気を提供してくれます。クッションが名古屋の有松絞りが使われているのも特徴です。
開業日ステイでは「コートヤードスイート」と「プレミアルームキング」の2つの部屋に宿泊してきました。本記事ではこの「コートヤードスイート」を紹介します。
コートヤードスイート
コートヤードスイートは56m2のスイートルームで、このホテルに10室あるお部屋です。10室全て納屋橋側の角部屋になっており、3階から12階まで1フロアに1室のみあります。
ベッドルームがコーナールームになっており二面の景観を楽しむことができます。ベッドはシモンズ製で、とても寝心地の良いベッドでした。ベッドの上には草木と川面をイメージした壁紙が貼られています。
窓から見下ろすと堀川が見えます。正面には「MEGAドン・キホーテUNY 納屋橋店」、右手には「ヒルトン名古屋」も見えます。
もう一面の窓からは名古屋駅のビル街も見えます。これは朝の写真ですが、夜はキレイな夜景も楽しむことができます。なおこの景観は上層階のコートヤードスイートなので、中低層階では見え方がかなり異なってきます。
こちらはコートヤードスイートのリビングルームです。ベッドルームとリビングルームは引扉で完全に仕切ることができます。L字型のソファーの後ろには黒くて大きなタイルで葉っぱのイメージが模られておりました。
こちらがミニバーコーナーです。ボタニカルのアートが4つ飾られています。湯沸かしポットに、無料で頂けるカプセル式のコーヒーメーカーとミネラルウォーターが2本置かれています。ミネラルウォーターの追加分は有料です。
冷蔵庫の中にはペプシとビール、ペリエがありました。全て有料です。
キャビネットの中には食器類や無料で頂けるティー、そして有料のお菓子類が入っていました。
続いて水回りです。洗面台はカウンター型になっており、横長のシンクに2本の蛇口が出ております。一応2人同時に使うことも可能です。
アメニティは歯ブラシなどの標準的なものに加えて、「ひととき」というスキンケアセットとバスソルト、そしてスイートルーム専用のアルゴテルムブランドのミニボトルのバスアメニティセットもありました。
バスルームはかなり広々として、ゆったりと入浴することができます。
大きなバスタブとレインシャワー装備のシャワーバーもあります。バスルームにあるバスアメニティはボトルタイプになっております。
クローゼットはウォークスルータイプになっており、水回りとエントランスの間にあります。バスローブにワンピースタイプのルームウェア、スリッパが置いてあります。
スリッパはコートヤードのロゴ入りで、白くて柔らかく使い心地のいいものでした。
スーツケース置き場はストーンで囲われていて、しっかりとした作りでした。
コートヤードスイートにはトイレが2つあります。こちらはベッドルーム側のトイレですが、リビングルーム側のトイレにはトイレ内に専用の手洗い用シンクも装備されています。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の正直な感想
当サイトでは開業日である2022年3月1日から2泊で、コートヤード・バイ・マリオット名古屋に宿泊しました。実際に宿泊した上で、正直な感想(長所・短所)をお伝えします。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の良かった点(長所)
- コートヤード・ブランドとは思えない施設の高級感(外観、パブリックスペース)
- 食事が絶品の美味しさ(素材の良さ、繊細な味付け、素敵なビジュアル)
- 開業初日からスムーズなサービス(開業日としては及第点)
- かなりコスパが良い(2022年3月の価格で16,000円から宿泊できるホテルとしては)
コートヤード・バイ・マリオット名古屋のイマイチだった点(短所)
- 駅からは微妙な距離(徒歩か、地下鉄か、タクシーか迷う)
- サービスなどは細かいところがまだ未完成(今後に期待)
- 朝食はビュッフェのほうがいい(稼働率が低いときはセットメニューになってしまう)
マリオットボンヴォイ会員にはメリット大
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の開業は、マリオット・インターナショナルのホテル会員プログラム「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」の会員にとっては非常に大きな朗報になります。
日本国内では現在、マリオットボンヴォイ参加ホテルが80軒以上あります。マリオットボンヴォイ会員としてこれらのホテルに宿泊することにより、さまざまな特典を得ることができます。
名古屋地区はコートヤード・バイ・マリオット名古屋が開業したことで、マリオットボンヴォイ参加ホテルは3軒になりました。
名古屋駅からアクセスの良いホテルはこれまで名古屋マリオットアソシアホテルしかありませんでした。今回、コートヤード・バイ・マリオット名古屋が開業されたことで、名古屋地区でもマリオット系列ホテル宿泊の選択肢が広がるのはとても嬉しいことです。
コートヤード・バイ・マリオット名古屋の概要
- 名称:コートヤード・バイ・マリオット名古屋
- 公式サイト:マリオットボンヴォイへのリンク
- 開業日:2022年3月1日
- 所在地:愛知県名古屋市中区栄一丁目
- アクセス:地下鉄東山線 伏見駅 徒歩8分、名古屋駅 徒歩約18分
- 階数:地上12階、地下1階
- 客室数:360室
- 付帯施設:レストラン、ロビーバー、ボールルーム、ミーティングルーム、フィットネス、立体駐車場
- ホテル運営:マリオット・インターナショナル